事例 2

新卒1年目で全てを任され、
最高契約金額を実現

経験がない新人の、「自分はこうしたい」を100%尊重する

「自分のやり方」にこだわりを持つ、新卒1年目のメンバーがいた。彼は「アポイントの獲得」ではなくとにかく早く「受注」したかったため、一社一社自分の目で調べつくし、可能性があると感じた企業にアプローチする独自のやり方を貫いていた。「自分はこうしたい」という意志が強い反面、一つのことで頭がいっぱいになってしまうタイプであることは同僚も直属の上司も知っていて、それを咎めることもなかった。

入社半年が過ぎたころ、彼は東証一部上場の金融企業のアポイントを獲得した。上司同行のもとで初訪問し、ヒアリングしてみると、すでに昔から取引のある大手システム開発会社が入り込んでいる状態だった。「なんとしても獲得したい」彼の闘争心は高まった。上司は、報連相を徹底することを条件に彼に任せ、自分はあくまでフォローにまわることにした。

新卒1年目・初受注にして、最高契約金額をたたき出す

彼のハイレベルな提案の数々に、クライアントの評価は高まっていった。

そんな折、クライアントとのミーティングの場に同席していた一人のエンジニアが、クライアントの課題をその場でヒアリングし、解決策までを提案するというハイパフォーマンスを見せる。後日、クライアントから電話が入り、「調査結果を踏まえたシステムの修正対応」という当初の依頼は一転、「上流工程の調査からお願いしたい」と言う。想定以上の反応に興奮する新卒。社内にも静かに興奮が広がっていった。

しかし、そのエンジニアは情報戦略テクノロジーでもトップレベルのエンジニアだった。つまり、他にもいくつかのプロジェクトが、そのエンジニアを必要としていた。他より優先してもらうには、社内や役員会が納得する金額、つまり最高金額で契約するしか方法はなかった。

「初受注したい」 その一心で上司を説得した。しかし、まだ受注経験がない新卒。GOサインを出すには、高すぎる受注金額だった。上司と共に、代表・高井を説得。「失敗リスクの徹底回避とフォローを上司が責任を持って遂行すること」を条件に承諾が出る。新卒初受注にして、最高金額での契約が成立したのだった。

失敗を許容する会社

その後、進行上のミスはあったが、上司は最後まで案件を取り上げることなくフォローに徹し、新卒1年目の彼が最後までそのプロジェクトをやりきった。

代表の高井はこのプロジェクトについて、「情報戦略テクノロジーは失敗を許容する、というスタイルを基本としたい。失敗を恐れるな、と言いたいわけではない。失敗経験から学べることがたくさんあるからだ」と語る。「もちろんクライアントに迷惑がかからないよう上司がフォローするものの、基本的には一人ひとりが主体的に行動し、成功も失敗も味わうことで、経験が血肉になっていく」という考えだ。

情報戦略テクノロジーの経営判断は慎重。だが、個人レベルではなるべく任せるのが基本スタンスである。

その考え方のお陰で、他社に就職した大学の同級生がまだ研修真っ最中の時期に、彼はすでに大きな実績を手にした。それも、自らの意志で動き、試行錯誤して手にした実績だ。この経験が彼を成長させたことは言うまでもない。はじめから平等なパートナーとして仕事を任されることが、大手企業相手の商談を次々とこなすだけの実力を養うのだ。