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2025.08.26

AWS主催「“ビジネスをグロースする”生成AIコンテスト」で「Scalable Innovation Award」受賞のお知らせ

~8月22日発表の決勝進出を経て、ビジネスインパクトと技術力で最高評価を獲得~
 

株式会社情報戦略テクノロジー(東京都渋谷区、代表取締役社長 髙井淳、以下「当社」)は、2025年8月22日にお知らせいたしました、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下「AWSジャパン」)が主催する「“ビジネスをグロースする”生成AIコンテスト」の最終成果物発表会(決勝)におきまして、当社が開発したAIエージェント「パイオにゃん」が「Scalable Innovation Award」を受賞したことをお知らせいたします。
当社グループ会社の株式会社WhiteBoxによる「AWS Summit Japan 2025 生成AI ハッカソン」での完全優勝に続く受賞となり、当社グループ全体として生成AI分野における高い技術力と企画力を改めて証明する形となりました。

 

■コンテストでの「Scalable Innovation Award」受賞について

本コンテストは、AWSの技術支援のもと約3ヶ月間にわたり、参加企業が生成AIを活用した自社ソリューションを開発し、そのビジネス価値と技術的完成度を競うプログラムです。2025年8月25日に開催された最終成果物発表会において、当社のAIエージェント「パイオにゃん」が、その独創的なコンセプト、ビジネスへの貢献度、そして高度な技術実装の全てにおいて、その発展性と革新性において高い評価を獲得しました。
 

受賞サービス「パイオにゃん」について

「パイオにゃん」は、社員一人ひとりに寄り添い、共に成長することをコンセプトとしたパーソナルAIエージェント秘書サービスです。
 

概要: Slack、Googleドライブ、GitHubといった社内の多様な情報源と連携し、過去のやり取りや文脈を深く理解することで、各個人に最適化されたアドバイスや情報を提供します。
 

特徴: 最大の特徴は、利用者のスキル向上と連動してAI自身もレベルアップし、アバターが視覚的に成長していく「AI成長システム」です。これにより、社員はゲーム感覚で自身の成長を実感でき、学習意欲の向上を促します。
 

解決する課題: 膨大な情報から必要なものを探し出す「情報探索の非効率性」や、客観的な評価が難しい「個人の成長の可視化」といった、多くの企業が抱える課題を解決します。
 

技術的な強み: 「パイオにゃん」の核となるのは、単なるチャットボットを超えた、次世代のAIエージェント技術です。
 

  • 高度なRAG × 権限制御: Amazon Bedrock Knowledge Baseを活用し、Slackのチャンネル情報などをメタデータとして利用することで、アクセス権限に基づいた高度なRAG(Retrieval-Augmented Generation)検索を実現します。これにより、語句一致検索から意味的な検索へと進化させ、高い精度を担保しつつセキュリティを維持します。
  • パーソナライズされた個別最適化: ユーザー固有の業務内容や行動パターン、参照履歴といったパーソナル情報を活用し、検索処理や応答を個別最適化します。これにより、一般的なRAGから個人に特化したRAGへと進化させ、より的確なサポートを提供します。
  • AI駆動の成長可視化システム: Amazon Bedrock Agentsを利用して、組織独自のコンピテンシー定義に基づき、ユーザーの成長度合いをAIが多角的に推論します。その結果をレーダーチャートで視覚的に表示することで、客観的な成長追跡を可能にします。
     

今後の展望

今回の「Scalable Innovation Award」受賞は、当社の生成AI分野における高い技術力と企画開発能力が業界トップレベルであることが公に認められた結果であると確信しております。「パイオにゃん」の開発で培った知見や、RAGと権限制御を組み合わせた高度なAIコア技術は、今後の当社のサービス開発をさらに加速させるものです。

当社は今後も、AIカンパニーとして、生成AI技術の活用を積極的に推進し、お客様のDXを成功に導く伴走型パートナーとして、日本の未来を明るくする革新的なソリューションを提供してまいります。
 

■Scalable Innovation Awardチームのコメント

「この度は、栄誉ある『Scalable Innovation Award』を賜り、誠に光栄に存じます。『パイオにゃん』の独創性と革新的なコンセプトを高く評価いただけたことは、開発チームにとって大きな喜びです。 AWSハッカソンでの優勝経験もあり、今回も総合1位を目指していただけに、正直なところ悔しい思いもございます。しかし、今回のコンテストを通じて、ビジネス化への視点など多くの貴重な学びを得ることができました。生成AIの専門家ではない若手メンバーも含めたチームでこの成果を成し遂げられたことは、当社の組織としての技術力向上と大きな成長に繋がったと確信しております。 この経験を糧とし、チーム一同、既に『パイオにゃん』の実用化や更なる新しいアイデアの実現に向けて情熱を燃やしております。今回の受賞を新たなスタートラインとし、今後も革新的なソリューション開発に邁進してまいります。」